シンポジウムを行いました

昨日,日弁連貧困キャラバン「生活困窮者支援の現状と課題〜生活困窮者自立支援法施行後を中心として〜」を開催し,70名近い方にお集まりいただき,非常に実り多い時間を過ごさせて頂きました。
山梨県弁護士会は小規模会ではありますが,貧困キャラバンをやってみようと決意して約1年,多くの皆様のご協力を得て,実現にこぎ着けました。
格差が広がり,地域の絆が失われていくなかで,様々な立場の方々が,日々考え,日々問題に取り組まれていることを,改めて思い知らされました。
「貧困問題」といいますが,「貧」と「困」の問題に分解しますと,「困」の問題は取り分け人それぞれで,内容によっては一歩間違えれば自殺問題などにも繋がり,その意味では貧困問題に取り組むことは命を預かることと言ってもよいような覚悟が必要なこと,しかしそうであるからこそ現場は過酷であって,マンパワーには限りがあり,地域全体を巻き込んで支える人を支える仕組み作りが必要で,それにはある意味で気軽に参加できるような間口も必要なこと…様々な活動があり,様々な活動プランがあり,その情報が広く知られていく,そのなかで,生活困窮者自立支援法をどう活かしていくか,弁護士の役割とは?などなど,来年度以降の委員会活動,私の在り方…本当に勉強させていただきました。
今はパネリストの皆様,参加された皆様,委員会の皆様,弁護士会の皆様全てに感謝の気持ちで一杯です。
ありがとう御座いました。
貧困問題自殺対策委員会は,この世から貧困問題と自殺問題がなくなるまでが設置期限だと思っています。正直委員長職は大変なのではやく消滅させたいと思っていますので,今後ともよろしくお願い申し上げます。